SHOYAN BLOG

Rails5からbelongs_toアソシエーションの挙動が変わった

Rails5から belogs_to アソシエーションの挙動が変わった。

親モデルに属している子モデルは親モデルの外部キーが存在しないとバリデーションエラーになるのがデフォルトの挙動となっている。
参照先レコードのidをnullで登録しようとした場合は以下のようなバリデーションエラーが出る。

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ActiveRecord::RecordInvalid: Validation failed: Post  must exist

DHHの一声で belogs_to の挙動が変わる様が垣間見れるイシュー。

DHHの言い分としては「普通 belongs_to って、参照先テーブルのIDは必ずもってるだろ。ならデフォルト required: true でよくね?」という話。

この挙動をRails4と同じにしたい場合は optional: true を使う(required: false は廃止予定なので使わないほうがいい)。

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class Post < ApplicationRecord
  belongs_to :article , optional: true
end

belongs_to のオプションの詳細については以下のドキュメントで参照できる。

4億円調達したゼロアグリと農業の未来

Iotの技術を使ったゼロアグリを開発しているルートレック・ネットワークスが4億円の資金調達をした。
ゼロアグリは農作物の水や肥料の管理を独自のアルゴリズムとIoTの技術を使って機械化する取り組みを行っている。

私は農業とIoTの分野に大きな可能性を感じておりウォッチしているのだが、ゼロアグリのように進めているところはしっかり進めているように感じる。
まだまだ開発段階のものが多いが10年後には実用化レベルに達するものが結構出てくると思っており、新しい農業の形が形成されていくのではと思う。

ゼロアグリの佐々木氏は「農場に関するデータを可視化するものだけだと農家に受け入れられなかった」と語っているが、まさにその通りだと思う。
農業は数値ではなく感覚で判断するものだと思う。
そこにいきなり数値が出てきても受け入れられるのはなかなか難しいだろう。

私は家庭菜園をしているが、土がよければ放っておいても野菜は育つ。
そういうものだから、土の水分や養分をモニタリングしてもあまり意味がない。

じゃあ、何が必要かというと、目の前の農家が困っていることを解決出来る仕組みだと思う。
その問題を解決するにあたってどうしても物理的に制御が必要なものが出てくるはずだ。
IoTの技術の進化でその技術を多くの人が使えるようになってきている。
実際に困っていることを解決するためのものをそこらの人が作る。
そういうことができる時代がやってきていることに可能性を感じる。

私の友人は農家をやっているが、有機農法なので除草に手間がかかっているようだ。
その除草の手間をIoTの技術を使って軽減できないだろうかと考える(いいアイデアはない)。
また配達が手間のようなので、配達の手間を省けるような仕組みを考えるといいかもしれない。
例えばドローンを使って郵送するとか。
実際やろうとしたらものすごく大変そうだけど(野菜って重いんですよね)。

世界で最も成長しているのは中国じゃなかったと数値が教えてくれた

THE WORLD BANKという世界の様々なデータを公開しているサイトがあります(最近知りました)。
何気なく普段のニュースに触れていると世界で最も成長しているのは中国だという印象があります。
しかし、データを見るとそうでないことが明らかになります。

では、国の経済成長の指標であるGDPを見ていきます。

2015年のGDPの伸び率トップ10

  1. アイルランド 26.3%
  2. West Bank and Gaza(ヨルダン川西岸地区) 12.4%
  3. エチオピア 9.6%
  4. パラオ 9.4%
  5. コートジボワール 9.2%
  6. ウズベキスタン 8.0%
  7. インド 7.6%
  8. ラオス 7.4%
  9. ミャンマー 7.3%
  10. ドミニカ共和国、コロンビア、 タンザニア 7.0%

「あれ、中国がいない?」と多くの日本人は思うのではないでしょうか。
中国のGDPは6.9%で11位です。
ちなみにGDP成長率6.9%の国はコンゴやルワンダがあります。

あれだけ景気の良いと言われている中国以上に成長している国があるのですね(最近は危ぶまれる声も聞きますが)。

ちなみに1位のアイルランドは26.3%と尋常ではない伸び率です。
この要因は一体何なんでしょうか。

調べてみたところ、アイルランドは法人税が安く、そのために本社を移転してくる会社が多いとのことです。

アイルランドには12・5%と低い法人税率を目当てに多国籍企業が合併・買収(M&A)などを通じて本社を移転してくるケースが多い。同国の資産は統計上かさ上げされ、先進国では異例の“高成長”につながった。

http://www.sankei.com/economy/news/160713/ecn1607130011-n1.html

アイルランドに本社移転した会社の資産がアイルランドのGDPに反映され、このように異常に高い数値として出ているようで、実際の経済成長とは乖離しているというのが識者の認識のようです。

我らが日本のGDP成長率はいくらかというと0.5%です。
マイナス成長している国も少なからずあるのでマイナスじゃないだけマシかもしれません。
日本の高度経済成長期のGDP成長率は8%〜12%で推移しています。

ワールドカップとオリンピックで沸いたブラジルはマイナス3.8%成長で、大きくこけている感じがありますね。

ちなみに地域では南アジアの成長率がすごくて7.1%でした。

南アジアの国々

south-asia-gdp

高度経済成長期の日本のように成長している国があるという事実に、世界は広いなと感じます。

また、こういう数値を認識せずに中国が最も経済成長しているなどの誤った認識を持ってしまう事は避けたほうが良いと思いました。

Guardでrubocopを自動化する

RubyのシンタックスチェックにRubocopを使っていて、リポジトリにpushした時にチェックするようにしている。
push→シンタックスエラー→直してもう1回pushというのがまどろこしいのでguard-rubocopを使ってファイルを保存する度にチェックするようにしてみた。
ストレスが軽減され、良い感じだったので紹介する。

guard-rubocopの導入

gurad-rubocopを導入するにはまず、rubocopを導入している必要がある。
この記事ではrubocopは導入済みという前提で進める。

gurad-rubocopの導入はいたって簡単。
3分で導入できるので是非やってほしい。

Gemfileに以下を定義する。

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group :development do
  gem 'guard'
  gem 'guard-rubocop', require: false
end

bundle install を行うと、guardコマンドが利用できるようになる。
bundle exec guard init rubocopGuardfile が生成される。

これでインストール完了。

あとはターミナルで bundle exec guard コマンドを実行する。
その状態でファイルを変更するとそのファイルを対象にrubocopコマンドが実行される。

オプション

デフォルトだとgurad起動時にrubocopコマンドが実行されるようになっている。
起動時に実行したくない時はGuardfileに以下の設定を行えばよい。

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guard :rubocop do

以下のように変更する。

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guard :rubocop, all_on_start: false do

他にもオプションがあるので詳しくはREADMEを参照してほしい。

関連記事

Jekyllチュートリアル

最近、ブログをリニューアルしようとJekyllをちょこちょこ触っている。
ブログを作る上でJekyllで知っておいたほうが良いことをまとめていきたいと思う。

Jekyllとは

Jekyllは静的なサイトを作ることに特化したツールだ。
Ruby製でGithub pagesでも利用されている。
内部的にはLiquidが使われている。
Liquidはテンプレートエンジンで変数や制御文(foreachとか)を使うことができる。
Jekyllはそれをラップしたものだ。
Jekyllの何が便利かというと、サイトの設定をymlファイルで管理したりJekyllコマンドでMarkdownからhtmlファイルを生成したりすることができるという点だ。
また、サードパーティ製のテーマを利用できたりもする。

ドキュメント

Jekyllはドキュメントがなかなかしっかりしているので、公式のドキュメントを見るのがよい。

日本語版も用意してある。

まずドキュメントを探してみて、わからなければググるという感じで自分は調べている。

目次

  • Jekyllをはじめよう
  • Jekyllの構成について
  • Jekyllのテーマを作成する